影島大橋(ヨンドデギョ)|釜山の歴史と人々の記憶を伝える名橋
釜山の繁華街・南浦洞(ナンポドン)と影島(ヨンド)を結ぶ「影島大橋(ヨンドデギョ)」は、釜山を代表する歴史的な橋のひとつです。
1934年に開通したこの橋は、韓国初の本格的な跳開橋として知られています。かつては大型船舶が通過できるように橋の一部が持ち上がり、港町・釜山の発展を支えてきました。
また、朝鮮戦争の時代に故郷を離れた避難民が集まった場所としても知られています。現在は南浦洞やチャガルチ市場からも訪れやすく、釜山の歴史と港町らしい風景を楽しめる観光スポットです。
影島大橋の歴史
影島大橋は1934年11月23日に開通しました。全長約214.5mの橋は、釜山の中心部と影島を結ぶ重要な交通路として建設されました。
当時の橋には、船舶が通過できるように橋の一部を持ち上げる跳開機能が備えられていました。韓国初の本格的な跳開橋として、当時の釜山の港湾都市としての発展を象徴する存在でした。
その後、交通量の増加などを背景に、1966年9月1日に跳開機能が停止されました。
長い年月を経て橋の架け替えと整備が進められ、2013年11月27日には跳開機能が復元されました。再び橋が持ち上がる姿は、釜山の歴史を感じられる名物として親しまれてきました。
朝鮮戦争の避難民と影島大橋
影島大橋には、韓国の人々にとって忘れられない歴史があります。
1950年に朝鮮戦争が始まると、釜山には全国各地から多くの避難民が集まりました。故郷を離れ、家族と離ればなれになった人々は、親戚や知人の消息を求めて影島大橋周辺に集まったと伝えられています。
当時の人々にとって、この橋は単なる交通路ではありませんでした。離ればなれになった家族との再会を願い、故郷を懐かしむ気持ちが重なる場所でもあったのです。
影島大橋を訪れる際には、橋の景観だけでなく、戦争や避難生活を経験した人々の歴史にも思いを巡らせてみてください。
影島大橋の跳開イベントについて
影島大橋の名物として知られているのが、橋の一部がゆっくりと持ち上がる「跳開(ちょうかい)」です。
かつては定期的に橋が開く様子を見学でき、釜山を訪れる観光客にも人気がありました。
しかし、影島大橋の跳開イベントは、設備の異常が確認されたため、2026年10月10日から一時中止されています。
現在、設備の点検・整備が進められており、安全性が確認された後に再開される予定ですが、再開時期は未定です。
見学を予定されている方は、事前に最新情報をご確認ください。なお、跳開イベントが中止されていても、橋そのものや周辺の街並みを散策し、釜山港の風景を楽しむことはできます。
影島大橋周辺のおすすめ観光スポット
影島大橋は釜山旧市街の観光エリアに位置しているため、周辺の市場や繁華街と組み合わせて訪れるのがおすすめです。
南浦洞(ナンポドン)
ショッピングやカフェ、韓国グルメを楽しめる釜山の繁華街です。光復路(クァンボンノ)周辺にはさまざまなショップが並び、街歩きにも適しています。
チャガルチ市場
釜山を代表する水産市場で、新鮮な魚介類や海鮮料理を楽しめます。活気あふれる市場の雰囲気は、港町・釜山ならではの魅力です。
国際市場・富平カントン市場
昔ながらの商店街や屋台が並び、韓国のローカルグルメや買い物を楽しめるエリアです。南浦洞周辺をじっくり散策したい方におすすめです。
影島エリア
橋を渡ると、港の風景や海沿いの観光スポットが広がる影島エリアへアクセスできます。時間に余裕があれば、影島ならではの海辺の景色も楽しんでみてください。



以前の影島大橋








釜山南浦洞ロッテ百貨店の屋上展望台から眺めた南港大橋と影島大橋
釜山の歴史と港町の風景を楽しもう
影島大橋は、釜山の発展を支えてきた交通の要所であり、朝鮮戦争の時代を生きた人々の記憶を伝える歴史的な橋です。
現在、名物の跳開イベントは設備の点検・整備のため一時中止されていますが、橋そのものや周辺の街並みには、今も釜山の歴史と港町の魅力が息づいています。
南浦洞やチャガルチ市場を訪れる際には、ぜひ影島大橋にも足を延ばし、釜山の過去と現在が交差する風景を感じてみてください。
影島大橋の基本情報
| 項目 | 内容 |
| 観光スポット名 | 影島大橋(ヨンドデギョ) |
| 韓国語名 | 영도대교 |
| 所在地 | 釜山広域市 中区・影島区 |
| 開通 | 1934年11月23日 |
| 跳開機能の停止 | 1966年9月1日 |
| 跳開機能の復元 | 2013年11月27日 |
| 橋の長さ | 約214.5m |
| 跳開イベント | 2026年10月10日から一時中止 |
| 再開時期 | 未定 |
| 最寄り駅 | 釜山地下鉄1号線「南浦(ナンポ)」駅 |
| アクセス | 南浦駅から徒歩約5分 |
| 周辺観光 | 南浦洞、チャガルチ市場、国際市場、富平カントン市場 |
| おすすめの楽しみ方 | 歴史散策、橋の景観、周辺市場での食べ歩き |
※跳開イベントの再開時期や実施状況は変更される場合があります。訪問前に最新の公式情報をご確認ください。

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