新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で大幅に縮小された釜山~対馬島航路に来月、新規船が就航する。釜山港国際旅客ターミナル全体の実績の40%を占めている。
釜山港湾公社(BPA)は「来月、デア高速海運が釜山港国際旅客ターミナルと対馬を行き来する新規路線を就航する予定」とし「現在、海洋水産部が免許発給を検討している」と8日明らかにした。 デア高速海運側も自社のホームページに「1999年に釜山~対馬航路を初めて開拓して以来、新型コロナウイルスのパンデミックで困難を経験したが、今年2月に該当路線の再就航を準備中」と案内した。
先立ってデア高速海運は釜山~対馬路線で旅客船「オーシャンフラワー号」を運航したが、新型コロナウイルスの流行で経営上の困難を経験するや2022年に該当船舶を売却した経緯がある。 海運業界は、デア高速海運が該当路線を運航した経歴があり、無難に再就航するものと見ている。 運航周期は毎日行われるものと予想される。
これで、釜山港国際旅客ターミナルから対馬を行き来する路線は、従来の2ヵ所から3ヵ所に増える見通しだ。 現在、該当路線はファンスターラインドットコムの「ファンスター対馬リンク号」とスターラインの「ニーナ号」の2ヵ所だけが正常運航中だ。 パンスター対馬リンクは毎日午前8時40分に出港し、同日午後5時55分に入港する。 ニナ号は毎日午前9時10分に出港、午後5時20分に入港する。 ある旅客業関係者は「船会社が新規就航決定をしたということは、それだけ旅客観光需要を集めることができるという判断があっただろう」と話した。
釜山~対馬路線は釜山港国際旅客ターミナル全体実績の40%を占める核心路線だ。 釜山に近い日本の島である対馬は、安く自転車旅行、免税ショッピング、釣りなどを楽しむことができ、国内旅行客が好む。 しかし、空港施設がなく、国内で対馬に行くためには、必ず釜山港国際旅客ターミナルを通らなければならない。
このような特性のおかげで、新型コロナウイルス感染症の流行前の2018年には、釜山~対馬路線には6社が路線を運航した。 利用客数も80万人を超えた。 だが、コロナ事態で2021~2022年に出入国が完全に禁止され、大部分の船会社が路線運航を放棄した。 BPAによると、釜山~対馬路線の乗客は2023年に24万2648人まで回復した後、昨年38万8229人に増えた。 特に昨年は人気放送プログラムである「都市漁師」で対馬島を訪問し、国内釣り客の訪問が大きく増えた。
一方、釜山港から運航する韓日国際旅客路線は福岡、下関、大阪、対馬(厳原、比田勝)行きの計5路線だ。 釜山と済州を行き来する釜山港沿岸旅客ターミナルは2022年12月から運航していない。
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