珍島海割れ祭り
珍島海割れ祭り

現代版のモーゼの奇跡と呼ばれている珍島海割れ祭りは、毎年3月~4月大勢の観光客が集まった中で珍島で開催されます。

2019年の海割れ 3月21日(木)~3月24日(日)

毎年、神秘の海割れを見に来る大勢の観光客で賑わう全羅南道(チョルラナンド)珍島郡(チンドグン)は、韓国の最西南端に位置し、釜山から車で約5時間30分くらいの場所にありますが、釜山西部バスターミナルでバスを利用すると全羅南道の光州と木浦でそれぞれ乗り換えが必要。日帰り観光は難しく珍島島内もしくは木浦(モッポ)で1泊するようなプランを立てたほうがよいですね。

現代版のモーゼの奇跡と呼ばれている珍島の海割れは、1975年駐韓フランス大使として勤務したピエルランディが珍島に観光に来たとき、海が割れる不思議な現像を目にし、フランス新聞に紹介されて世界中の人々に知られるようになりました。また、1996年には日本の歌手、天童よしみさんが歌った「珍島物語」がヒットされて多くの日本観光客も訪れています。

神秘の珍島の海割れは珍島の東、回洞里(フェドンリ)という村から海を挟んで向かい側にある茅島(モド)まで、潮が引くとき幅10~40メートル、長さ2.8キロメートルに海を渡る道が現れます。海割れは約1時間。

観光客は開かれた海の道を散歩したり、海の貝を拾ったりしますが、1時間ほど経ちますとまた潮が満ち、海の道は徐々に消えていきます。このような海割れは、忠清南道(チュンチョンナンド)の保寧(ポリョン)市の武菖蒲(ムチャンポ)をはじめ、韓国国内では約20箇所見られますが、珍島の海割れが最も規模が大きいと言われています。

海割れの階段がある入り口には、2004年4月に新しく造成されたポンお婆さんの石像がありますが、ポンお婆さんにまつわる話が伝わっています。

珍島海割れ祭り昔々、虎がうじゃうじゃいることで名づけられた虎洞(現在の回洞里)、虎が次第に頻繁に出没するため村の人々は虎から逃れようと向かいの茅島に逃げる途中、ポンお婆さんだけが取り残されてしまいました。

珍島海割れ祭り
珍島海割れ祭り

一人になったお婆さんは毎日毎日、切なく海の龍王様に家族に会えるようにと祈っているある日、海の中に道が現れたのですが、長い祈祷で気力がなくなったポンお婆さんは家族を会いに行くことができませんでした。

一方、飲み水が足りなくなって困っていた茅島に逃げた村の人々は海が割れて道ができたのを見て喜んで虎洞に戻ってきました。倒れているホンお婆さんを見つけましたが、ポンお婆さんは家族に会えてからすぐ息を引き取ってしまいました。以来、お婆さんの魂を慰める「霊登祭」が行われるようになり、虎洞という村の名前も村の人々が戻ってきたということで回洞になったそうです。

茅島まで歩いていったら戻って来られないので、途中で引き返したほうが良いです。また、干潟を歩くときは、濡れても構わない服装や履物を用意してください。現地で販売されているゴム長靴もあります。4月とはいえ海風は冷たいので体が冷えないように注意してくださいね。

釜山から珍島までの直行バス便はないですが、神秘の海割れを見に思い切って珍島へ旅たつのはいかがでしょうか

基本情報
スポット名 珍島海割れ祭り
진도신비의바닷길축제
住所 全羅南道 珍島郡 古郡面 回洞里 周辺
전라남도 진도군 고군면 회동리 일대
電話番号 珍島郡文化観光課 061-540-3131
海割れ時間 2019年3月21日(木)~3月24日(日)
詳細情報 海割れは自然現象のため、当日の気象状況によって海割れの時間が異なりますが、約1時間くらい開きます。
サイト http://japan.jindo.go.kr

交通→釜山西部バスターミナルで、光州(クァンジュ)行きのバスに乗り、光州で木浦(モッポ)行きのバスに乗り継ぎます。また、木浦バスターミナルで珍島(チンド)行きのバスに乗り継ぎます。

釜山→光州行きのバス 始発06:10分 終発21:30分
から約30分~40分間隔で運行・所要時間3時間10分・大人と青少年21,400ウォン

※上記の記事は取材時点での情報を元に作成しています。 現地の事情によって今とは内容が異なる場合がありますので、ご了承ください。
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