首露王妃陵
国立金海博物館の近くにある史跡第74号の首露王妃陵
金官伽倻国の成立と密接な関連があると言われる亀旨峰(グジボン、現在国立金海博物館の裏山に位置)の東西側には金官伽倻の金首露(キムスロ)の夫人である許(ホ)王妃の墓が位置しています。
首露王姫の性は許(ホ)氏で名前は黃玉(ファンオッ)で知られていて10人の子供を産んだんですが、その中で2人は母の性を受け継いで許(ホ)の性を名乗ったそうです。そのために今でも金海の金氏と金海の許氏は一族として考えて婚姻できないそうです。
紅箭門の後ろには正門の亀南門があり、亀南門の向こうに許王妃陵の墓が見えます。許王妃と首露王は長生きしてそれぞれ157才と158才まで生きていたという記録があり、許王妃が189年、157才で亡くなりましたが、首露(スロ)王が10年後の199年、158才で王姫の後を追ったと伝わっています。
王妃が亡くなってから10年後に金首露王(キムスロワン)も亡くなり、王妃と墓を一緒に使わなかったのは少し疑問もありますが、これは二つの説があります。その一つは当時は夫婦を一緒に埋葬する習わしがなかったこと、二つ目は許王妃の許氏族と金首露王の金氏族が互いに独自の勢力を形成していたからという言い伝えがあります。
スロ王妃陵の外三門の亀南門
正門である亀南門の右側に入り口があり、亀南門を潜ると真正面の向こうに首露王妃陵が見え、その手前の右には側に許王妃がインドから持ってきた神秘の石塔と伝わる婆娑石塔と、祠宇に当たる首露王妃を祭る崇報祭があります。
婆娑石塔は、許王侯が風と波を 鎮めるために船に乗せてインドのアユタ国から持ってきた赤い紫を帯びる神秘な石塔だと言われています。
史跡 第74号の首露王妃陵の全景 首露(スロ)王妃陵
王妃陵は高さ5メートル、直径6メートルの比較的に大きい墓で、陵の下には長台石を築台として使われており、陵の前にある墓碑には「駕洛国首露王妃 普州太后許氏陵」と彫られています。 ここの普州太后という字は「大きい世の中の太后」という意を含んでいると言われています。
首露(スロ)王妃陵は、金官伽耶国の建国した首露(スロ)王の誕生説話が潜んでいる亀旨峰(グジボン)と国立金海博物館が散策路として繋がれています。
基本情報 | |
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スポット名 | 首露王妃陵(スロワンビルン) 수로왕비릉 |
住所 | 慶尙南道 金海市 亀山洞 120 경상남도 김해시 구산동 120 |
電話番号 | 055-330-3948 |
時間 | 3月~10月(9時から18時)/ 11月1日~2月(9時から17時) |
入場料 | 無料 |
行き方:釜山金海軽電鉄を利用して博物館駅で下車する。
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