屏山書院
屏山書院

慶尚北道 安東市の河回村から東へ約6キロほど離れているところにある屏山書院は、豊山邑にあった豊山 柳氏家門の教育機関である豊岳書堂を1572年に儒学者 柳成龍(リュ・ソン二ョン、1542~1607)が現在の位置に移しました。その後、1613年に柳成龍を慕う門人らが儒学学校として発展させて屏山書院が創建されました。

1863年には王より"屏山"という扁額が与えられ、1868年、当時の権力者である興宣 大院君の書院撤廃令によってその対象から除外された47書院(安東では屏山書院と陶山書院の2院)のうちの一つです。

屏山書院
屏山書院

屏山書院の建物の中でよく知られているのが『晩對樓』です。ここは行事の時、儒学生たちが集まる大講堂ですが、ここからは書院の前を流れる洛東江やその向こう側に屏風のように広がる山並みなど、周囲の素晴らしい景色が一望できます。

屏山書院
向こうが晩對樓

書院の中心には『立教堂』があります。ここは儒学生が学んだ講堂です。立教堂の奥には柳成龍の位牌が安置されている『尊德祠 』と、書院で本を印刷した時に使われた木版や3000冊を超える本が保管されている『藏板閣』があります。

これら建物が自然とよく調和するように考えて建てられているのがこの屏山書院の特徴です。

屏山書院
立教堂

皆さんも自然と建物が一体化して落ち着いた空間を作り出している屏山書院で、忙しい日常を忘れてみませんか。

基本情報
スポット名 屏山書院
병산서원
住所 慶尚北道 安東市 豊川面 屛山洞 31番地
경북안동시풍산면병산동31번지
電話番号 054-852-6800
時間 午前9時~午後7時(11月~2月、午前9時~午後6時)
入場料 無料
サイト http://www.byeongsan.net/
※上記の記事は取材時点での情報を元に作成しています。 現地の事情によって今とは内容が異なる場合がありますので、ご了承ください。
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