
蔚州(ウルジュ)チョンジョンリの銘文と岩刻画は、先史時代から新羅時代に至るまで、多様な絵や文字が刻まれた文化遺産です。1970年に韓国で初めて発見された岩刻画であり、2025年7月にユネスコの世界遺産に登録されました。新石器時代の図形模様から青銅器時代の動物の絵、そして新羅時代の王族や花郎の訪問記録(銘文)に至るまで、数千年にわたる記録が一箇所に集約されています。



岩面は約15~25度ほど前方に傾いており、風雨から刻まれた図像を自然に保護しています。遺跡は大きく上段と下段に区分されます。


上段(先史時代):青銅器時代に推定される同心円、ひし形、らせん形などの図形文様や、鹿、魚などの動物の絵が点刻技法で刻まれています。
下段(新羅時代):鉄器および新羅時代の細線刻(細い線の絵)と銘文が特徴です。帆を張った船、馬、騎馬行列図など、当時の生活様式が表現されています。
新羅の銘文:約300字の漢字が刻まれており、法興王の弟である沙夫知葛門王が訪れた記録(525年、539年)や花郎たちの名前が含まれており、新羅史研究の核心的な史料として評価されています。
遺跡の観覧は、年中無休で無料観覧が可能であり、蔚州盤亀台岩刻画へと続く探訪路である「大谷川古道」に沿って散策するのに良いです。

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